かに類には、基本カニ味噌があります。ズワイガニはかに類なので楽しめるぐらいの量が入っています。
やどかり類は、カニ味噌が無いか、合っても解凍すると流れ出てしまうほど極小です。タラバガニはやどかり類なので、身だけを楽しむのが一般的です。
食べるところのない本体は無駄でしか無いため、カニ味噌の無いカニは脚や肩のみ店頭に並びます。
かに類とやどかり類は以下のようになります。

かに類 (カニ味噌あり)	やどかり類 (カニ味噌なし)
ズワイガニ 毛ガニ 松葉ガニ 越前ガニ 紅ズワイガニ 上海蟹 ワタリガニ	タラバガニ 花咲ガニ キングクラブ アブラガニ イバラガニ

ズワイガニには、オス・メスそれぞれに多くの呼び名があり、取れる場所によってブランド化されています。

オス	・北海松葉ガニ（ロシア、北海道、青森県、山形県、新潟県、富山県） ・マイセツガニ（秋田県　男鹿漁港で水揚げ） ・カノウガニ（石川県で水揚げ） ・越前ガニ（福井県で水揚げ） ・松葉ガニ（山陰地方で水揚げ）
メス	・オヤガニ（鳥取県、島根県） ・香箱ガニ（石川県で水揚げ） ・セコガニ（福井県、兵庫県で水揚げ） ・コッペガニ（京都府で水揚げ）

どれも美味しいのですが、No.1となると越前ガニを押す人が多いかも知れません。
松葉ガニか越前ガニかというところですが、漁獲量の差から越前ガニは高価になります。
皇室献上とも言われているので付加価値が付いているのでしょう。
ただ、全ての越前ガニが最上級というわけでは無いので、安いものには要注意です。

一般的に、栄養を貯蔵するのは肝臓なので、それと同様の機能を果たしているカニ味噌の部分は、カニの肝臓のようなものです。
勿論、脳みそではなく、脳自体は別にちゃんとあります。人間のような脳みそでは無く、脳神経を司るもので、口の横にあるらしいです。